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2017年9月

2017年9月27日 (水)

「蒙古幻の魚釣行隊」

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モンゴルとロシア国境付近が目的地である。

モンゴルの首都ウランバ-トル(ULB)から約600km

先の国境付近を目指してデコボコ道の長い旅

が始まった。

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毎年日本人は私一人であったが、今年は5

加し、秘境に向かった。日本人にとって

国境付近はほとんどいくことができない場

所であり、幻の魚と呼ばれるイトウ(陸

されたサケ科の魚)が棲息し、アングラー

にとっては垂涎の場所である。  私は

1955年モンゴルの草原へ乗馬に行き、爾来、

草原を走ることの魅力に憑かれて久しい。

当時、乗馬の若い学生スタッフが今実業家

としてULBで活躍していることか20年ぶ

りに再会し、2015年から一緒にモンゴル辺

境の地へ釣りに行っている。現地の釣り

チ達と一緒だから、イトウはいつも対面で

きる

ULBから3台の車(ランクル、サファリ、パ

ジェロ)で走る。

舗装道路はすぐに終わり悪路を走り続ける。

橋のないところは、浅瀬を見つけて水力両用

車のように徒渉する。

行けども行けども草原の悪路は続く。小高い

丘と草原が続き時々、羊の群れに遭遇する。

 次第に国境付近に来ると、樹木が生い茂り

、草原の景色は一変し羊より、牛の方が多く

なる。牛の種類が草原の牛と違い、一回り大

きい。家も木造の家が多いのは、近くに大き

な木が多いからであろう。

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 ULBを朝5時に出て、ようやく目的地に着いた

のは夜9:00ころであった。

月が煌々と輝き長い一日の旅も終焉した。

今回の探検隊は

日本人6人(内レディ-1人)、モンゴル人8

(内現地案内人と料理担当の奥様)。

 

設営していると、遠くで狼の遠吠えが聞こえ

てきた。 蒼き狼の歓迎である。

 狼の声が聞こえると不思議にイトウが釣れて

いた。

20159月の時も、夜9:30頃、釣っている

すぐ背中の山(約500m位)で一晩中狼が鳴い

ていた。500mといっても夜の暗闇の中では

、すぐ頭の上で鳴いているようで、前の川の釣

りよりすぐ後ろの狼の方が恐ろしい。モンゴル

の仲間達は、人間5人もいれば襲ってこない!

と言いながら、釣り続けていた。

この時も、狼が鳴いている中でイトウが釣れ

た。

今回の狼の遠吠えは、吉兆に違いない。

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912日 朝 5:00頃。Sさんは、イトウを釣

った!!

Sさんは30年前からモンゴルでイトウを釣る

ことが大きな夢で、今回の釣行には周到な準

備をし、万全な体制で臨んでいた。

そして、その大きな夢が成就した瞬間でもあ

った。

 その陰には、地元のBさんの現地案内人の正

確な現地案内があったことも幸運であった。

 

「ブリアート族」

日本人の祖先について諸説あるが、バイカル

湖の東側のブリアート族のDNAが最も近い

と言われている。

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(右端:Bさんはブリアート族 私の親戚の人

    と酷似)

今回の秘境への旅はブリア-ト族が住んでい

る地域に向かって進んだ。 国境近くに行く

と樹木が多くなり草原の景色とは一変する。 

シベリア とは、モンゴル語であり「森」

意味する。その森から流れる川に、イトウは

生息している。

「ネズミのルア-」

 草原には、ネズミがたくさんいる。ネズミた

ちが夜川を泳いで渡る時、イトウはそれを川底

から一気に捕食する。イトウが別名、「川の狼」

と言われる所以である。

 そのため、夜イトウをつるときは、ネズミの

ルア-が最善である。

 昨年、私も、夜、ネズミのルア-を引いて、

待望のイトウを釣った。心臓の鼓動がピークに

なった瞬間であった。

                                         続く....。

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2017年9月26日 (火)

蒙古幻の魚釣行隊 (2)

その2:

 

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秘境への旅も佳境に入り、キャンプファイヤ-を

囲む。

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釣りと辺境の地への旅を祝して全員で宴となる。

酒はウイスキ-。グラスで一気に飲み干すのが

モンゴル流。

Sさんのイトウとの対面を祝して、酒が酌み交

わされる。

 酒も、3周、4周と回ってくると、さすがに、

日本人はモンゴル人にはかなわない。

言葉は通じなくとも心は通い合うから不思議で

ある。

 日本語を話せる通訳(過去に日本の大学に留

学)が3人いるから、同時通訳を交え、実に楽し

い宴会となる。

 火を囲みながら、美しい歌声がモンゴル語.

日本語で流れると、お互いに深い友情で結ばれ

ていく。

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ゴンちゃん(拓大卒)は、飲むほどに楽しい。酒瓶をいつも

抱いている。最後は、ろれつが回らなくなるほど饒舌で

ある。日本人との交流と釣り大好き人間である。

 ブリア-ト族のBさんが、地元の民謡を歌って

くれた。

自然や大地への感謝、親、祖先への感謝を込めた

歌には哀愁があった。

シベリア国境附近で酒を酌み交わし、再開を誓う

頃には月がかなり傾いていた。

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翌朝、4:00 やや薄暗い。テントのすぐ前で、

ズミのルア-を投げた。いれば必ず釣れるはずで

ある。

 すると、すぐ手前の草むらに近づいた瞬間、

ガバッと音を立てながら水面を盛り上げた。一気に

合わせたが、ヒットしない。この瞬間、ネズミを

ピクピクさせると、再度追ってくるといわれていた

がその精神的な余裕がなかった。

 あれは、Lenoxではなく、間違いなく「イトウ」

に違いない!  と、思いこみながら、帰路につい

た。

次回 Mongolian Taimen との対面を期待して!!

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