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2009年12月20日 (日)

栄光の背番号は 「10」 

ブラジルでサッカー選手の頂点に立つと、名声と巨額の富が入る。
かつて、ペレがそうであったように。

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学校の体育は、男子は一個のボールを蹴り合って実に楽しそうだ。

冬の朝。リオの海岸には、誰もいない。しかし、日が昇ってくると、
大型バスが何台も海岸に到着し、中学生位の子供たちが、砂浜にポールを立ててコーチの元に徹底したサッカーの授業が始まる。

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バスごとに、彼らのユニフォームが違うところ見ると、別々の学校であろうか。
かつて、ペレの背番号は、「10」であった。2009年 南アでの、国際試合フェデレションカップでは、
この栄光の背番号をつけていたのは、「カカ」であった。
そして、カカ以外に、ロナウド等のスーパースターがたくさん輩出し、いまや、サッカー選手の巨大輸出国である。

選手層の厚さは、国を挙げてのサッカーへの取り組みにもあるが、反面、ブラジル人口の圧倒的多数を占める貧困層の少年達が、そこの貧困からの脱出するための努力の結晶でもある。

サッカー選手を養成するための寄宿舎制度の養成機関が、ブラジル全土からサッカー選手の少年を募集した。しかし、不幸にして、、落選した夥しい少年達が家に帰れず、試験場近くの道路に残っているという。

プロになることだけをを夢見て、なけなしの金を使い汽車で、あるいは、遠距離を歩いてきたものの不合格となれば、寄宿舎には入れず、帰りのお金がなく帰れないと言う記事を読んだ。(日伯中央協会 ブラジル特報 矢持 天理大教授 著)

家族を貧困からすくうため、そして、自分の栄華を求め、寄宿舎に残って栄光への階段を昇ることだけを考えてきた少年達。

一方、合格した選手達も、熾烈な競争があり、そこの中で頂点に辿り着くのは、ほんの一握りである。もし、脱落すれば、再び、貧困生活に逆戻りであるから、練習は、”命がけ”であろう。

貧困層から脱出しようとしているハングリー精神が、ブラジルサッカーの強靱なエネルギーの源泉であるに違いない。

ちなみに、スーパースターである ロナウド(別名:ロナウジーニョ)は、ここRioの出身である。

 数年後に、サッカーのワールドカップやオリンピックの開催を控え、今リオの海岸で猛練習している少年達の中から栄光の背番号「10」をつけて世界大会に出てくる選手が出てくるに違いない。
ブラジル代表の背番号「10」をつけて出てくる選手は誰だろうか。今から楽しみである。

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