「白神山地の川 真瀬川(ませがわ)」
「白神山地の川 真瀬川(ませがわ)」
温泉と鮎を求めて、東京を経つ。
どこか、ひなびた温泉で、その近くに鮎が、すこしでもいれば、3~4日滞在してみたいと思って、新幹線で東北方面に向かい、盛岡に降りた。この時点で川は、まだ決まっていない。
ふと、”「白神山地」から、流れ出る川に、鮎はいるんだろうか? ”
ただ、白神山地がどこに位置しているかすら、まったく知らなかった。そこが、ブナの原生林
に覆われ、世界遺産に指定されたことだけは,知っていた。 そんなことから、いつしか、温泉
などどうでもいい、心は「白神山地」に、動き始めた。
友人は、真瀬川という川に綺麗な鮎がいると言う。
真瀬川、地図で見ると、青森県と、秋田県の西側の県境にあった。
「白神山地」から流れ出る川で、鮎を釣るなんて、私にとって、大いなる、ロマンである。こんなチャンスは、そうあるものではないだろう。
鮎釣りにも、ある種のロマンがあっていいと思っている。
冬になると、山々は、真っ白に装い、人間の入山を拒み、神のみがすむという霊厳の世界が、そこにあるところから、「白神山地」と呼ばれたのであろうか。
温泉第一は、どこかにふっ飛び、いつのまにか、白い神々の宿る山々から流れ出る
川に、確実に惹かれていった。
私は、たとえ、遠くとも「白神山地」から流れ出る川に、どうしても行ってみたくなった。鮎の数は多くなくていい、鮎の顔さえ見れればいい。鮎は大きくなくても、
スリムな鮎なら、満足!と決め込んできているから...。欲を言えば、あまり、釣り人のいない川で....。
「白神山地」から流れ出る川で、鮎の顔を見れたら、最高の喜びである。と
ブナの原生林から、流れ出る水の中に、鮎が泳いでいるという。
「白神山地」と「鮎」、じつに美しい響きを持っている。
「真瀬川」
青森県と、秋田県の西の県境に位置する,小さな川「真瀬川」に向かった。
道路から、鉄橋の下の川を覗く。水が限りなく澄んでいる。
少し上に登る。
良さそうである。石も大きく,いい瀬があった。
10:00 初めて、オトリを、そっと、泳がせる。
川の水は、指を切るように冷たい。 初めての川はどこもそうだが、不安がよぎる。
水は綺麗だが、川は小さい。
釣れるといいんだが....。オトリを泳がせて、5分後、目印に瞬間的な変化があった。16CMの、天然遡上の鮎が、私のタモに収まった。 形容のしようのない,きれいな鮎である。
タモの中に入った鮎を手に取り、何度も眺める。
放流した鮎とは、明らかに違う。とくに、鼻の廻り、背鰭、そしてすんなりとした体型。肌の色。
本物の鮎がここにいた。
私に、鮎を釣らせてくれた「白神山地」に、感謝する。
鮎の数は多くなくていい、鮎の顔さえ見れればいい。と、無欲で来たものの,その「白神山地」は、曳き舟に入りきれないほどの鮎で、私を歓迎してくれた。
川の水を、手ですくって飲むと、冷たく、しかも、岩清水のような、なんとも言いようのない味がする。
この川は、やはり、尋常の川ではない。ここに、棲む鮎
も、神秘的な鮎で、美しい!!!
白神山地に、感謝。 Tahki
【時間 】10:00-18:00
【都道府県】秋田県
[河川名 ]真瀬川
[ポイント]大淵~下流800M
[天気 ]晴れ
[水温 ]?
[釣り方 ]友釣り
[竿 ]シマノα AyuSP競 Hi-Speed H2.75 9.0~9.5
[道糸・ハリス]水中糸: 0.15号 (VARIVAS: SUPER METAL 3.0m)
鼻環回り:時々背針使用
[鈎 ]7.5号 3本イカリ、4本イカリ。
[オモリ ]なし
[釣果 ]55匹(20CM~15CM) 瀬の鮎20CM~18CM
[備考 ]ほとんど、天然遡上の鮎。 釣り人、少ない。
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