白神山地の鮎
白神山地の鮎
7/18 朝、車で小金井を出て、10時間。青森県五所川原まで来た。
栃木県を越えると、コロナウイルス感染のため旅行が自粛され
ているせいか高速道に車はいない。
東京から720km, 走り、青森県五所川原まで来ると、津軽の
シンボル岩木山が見えてきた。
「赤石川」
本州最北の川ともいうべき「赤石川」
秘境 白神山地から流れ出る川に着いた。
最初にすることは、この川の水を手で掬って飲
むことだ!
冷たくて うまい!!
ブナの原生林からしみ出た水は、白神山地の味がする。
水が綺麗なら、石に着く苔も香りが良い。
これを食べる鮎は、シルクのような肌触り、スイカのような
芳香を放つ。
目の前に特別天然記念物のカモシカが現れた。
白神山地が、歓迎の使いをカモシカに託したのではなかろうか!
白神山地の山並みは低いものの、広範囲に原生林が広がっている。
世界遺産に指定されてから、熊猟師のマタギは熊を殺すこと
ができなくなり、熊たちの天国と化している。
白神山地を源流とする川はいくつもある。
今年は、小さな川でも天然遡上の鮎がかなり見られる。
こんな小さな川でも、20cmで幅広い鮎が、たくさん釣れた。
この写真のすぐ近くに、二日前、「熊」が現れたという。ここから
更に、600m上流で釣った。
カナダのレンジャ-が持っている、「熊スプレー」を持ち、更に
爆竹をいつでも鳴らせるように準備をしていても熊の縄張りの中
に入ると、薄気味が悪い。
今回は、「熊」と遭遇することはなかったが、目の前に「カモシカ」が現れた!
いま、世界遺産になり、白神山地は、熊やカモシカなどの天国である。
ここに流れる川に棲む鮎も最高の鮎である。
白神山地の川に入った瞬間、「幽玄の世界」に立ち込んだ錯覚にとらわれる。
これまで、九州、四国そして韓国の川と鮎釣りを楽しんできたが
白神山地の川は、絶世の感がする。
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